Notionのチーム導入に必要な3ステップ
Notionで大規模なチームを成功させるには、スムーズに運用を開始するためにちょっとした事前作業を行いましょう。まずはユースケースについて考え、自社のほかのツールを知り、チームにNotionの基本を教えます。
- 1. Notionをどう使いたいかを理解する
- 2. 自社のほかのツールを考慮し、Notionがどこにフィットするかを知る
- 3. 成功に導くためにNotionの基本をチームに教える
- チームのためのNotionの参考情報
プロセスを硬直的なツールに押し込もうとすると、多くの場合、情報が紛失したり、時間を浪費したり、作業の正確性を損ねたり、作業が反復的になったりするなど、何かが破綻してしまいます。ツールに柔軟性があれば、それぞれのチームのニーズに合わせてカスタマイズすることができ、より効率的な作業やコラボレーションを実現することができます。
エンジニアリングのロードマップやマーケティングのコンテンツカレンダーなど、社内のさまざまなチームがNotionをどのように活用しているか、私たちは常に目にしています。それぞれのワークスペースは、そのチームのニーズに合わせたユニークなものです。
しかし最も成功しているチームは、Notionで仕事を始める前に、Notionが自分たちのためにどう役立つかを考える時間をとっています。これにより、頭に思い描いたイメージ通りの、より良いシステムやワークフローを構築することができます。
1. Notionをどう使いたいかを理解する
Notionは汎用性の高いツールであるため、チーム内でどのように使いたいかを明確にし、何を実現したいかをすり合わせることが重要です。
Notionを使用する目的を定義する: Notionの組織への初期導入であれ利用範囲の拡大であれ、なぜこのツールを使用するのか、その理由を理解することが重要です。たとえばチームが会社の目標を明確に把握できない現状を打破し、社内の連携を強化するためにNotionを導入するのかもしれません。この利用目的の理解が、次のポイントへの足掛かりになります。
Notionで何を構築したいか話し合う: 目的を設定したら、それらの目的の達成に役立つシステムについて考えます。これはまだ、Notionの機能に特化したものである必要はありません。単に「全従業員が四半期ごとの会社の目標を確認できる場所を作る」というようなことでもよいでしょう。自分たちが何を望んでいるのかを知ることで、達成の仕方が分かってきます。
チームがどう使うかを考えてみる: Notionはコラボレーションを通じて、よりパワフルになります。さまざまなチームや個人がどう関わるかを理解することで、何を作り、何を達成できるか、より良いアイデアを得ることができるでしょう。Notionを使用するのはあなたのチームだけか、何人で使うか、部門横断的な使い方はするかなど、組織全体だけでなく使う人たちのことも考慮し、Notionの役割を考えてみましょう。
参考まで、Notionの社内導入例を紹介します。
Notionを最大限に活用するためのアイデア
2. 自社のほかのツールを考慮し、Notionがどこにフィットするかを知る
会社では、仕事を進めるために多種多様なツールを使っていると思います。平均的な企業ではその数は88に上ります。どのようなツールがあり、何をするのか、どのチームが使っているのか。それらを知ることで、Notionがどこにフィットするのかを理解することができます。
既存ツール群とその中でのNotionの位置付けを検討する際に、いくつか考慮すべき点があります。
Notionをツールのエコシステムの中央に据えることにより、信頼性の高い最新の情報源として最適に機能します。社内のナレッジを整理し、コンテンツに文脈を与え、そして各チームのつながりを維持しつつも、チームの専用スペースで検討や計画、創造ができるスペースをNotionで実現しましょう。
Notionが多くの既存のツールを強化します。たとえば、Slackを使ってNotion上で構築した重要なプロジェクトの周知をし、Notion上のプロジェクト概要ページのトップにLoomの動画を掲載して、簡単なプロジェクト概要共有する、といったことが可能です。
ここでは、既存ツールのエコシステムの中でNotionがどう位置付けられるかを考えてみましょう。
3. 成功に導くためにNotionの基本をチームに教える
Notionでできることはたくさんありますが、基本的な操作を理解することで、さまざまな機能を利用できるようになります。チームにいくつかのコアスキルを伝授することで、ツールを最大限に活用する方法を理解してもらうことができます。
Notionはブロックの上に構築されています。Notionの世界では、テキスト、ヘッダー、箇条書き、画像、動画など、すべての要素がブロックなのです。これらのブロックは、ドラッグ&ドロップで自在に移動することができます。
「正しいやり方など無い」ということをチームに理解してもらいましょう。Notionの最善の使い方は、その柔軟性を生かして、何ができるか試してみることです。
よくあるユースケースをステップ・バイ・ステップで説明しましょう。こちらでNotionのすべてのテンプレートを参照できます。この中から1つを選んで、たとえばこのプロジェクト管理システムのように、カンバンを使用してカードを移動する方法を解説するのも良いでしょう。
あなたのチームにNotion 101シリーズを確認してもらいましょう。チームに必要なすべての基本機能はここで習得することができます。(ほかにもコンテンツはたくさんあります!)
Notionを学ぶチームメンバーをサポートするには
チームのためのNotionの参考情報
みなさんがNotionをスムーズに、かつ楽しく使い始めていただけるよう、私たちがお手伝いします。
Notionでは、入門や基本的なプロジェクト管理のための定期的なウェビナーを開催しています。
また、自分のペースで学びたい方にはNotion 101ビデオシリーズもあります。あなたは次に何を構築しますか?
また、エンタープライズのお客さまは、カスタマーサクセスチームのサポートもご利用いただけます。
Notionのカスタマーサクセスマネージャーは、大規模なNotionの導入においてお客様にその有用性をすぐに実感いただき、かつその導入体験をより良いものにできるよう支援することに専念しています。
CSMは、時にコーチ、時にパワーユーザー、そしてカスタマイゼーションの達人であるとお考えください。
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