数式の概要
Notionデータベースでは、数式プロパティを追加して、他のプロパティに基づくあらゆる種類の計算や関数を実行できます。数式を使用して既存のデータを操作し、役立つ値を導きだしましょう 🔮
Notionの数式は、既存のデータベースプロパティに対して計算を実行し、データの理解を深めるのに役立ちます。
数式とその使用方法に関する包括的なチュートリアルについては、以下のリソースをご覧ください。
数式を作成するには、まずNotionデータベースに数式プロパティを追加します。
データベースの
•••
メニューをクリックします。プロパティ
を選択して+新しいプロパティ
をクリックします。数式
を選択します。編集
をクリックして数式の作成を開始します。
数式の作成
数式2.0
Notionの数式言語が刷新されました!このアップデートに伴い、既存の数式は自動的に移行し、これまでと同じように動作します。
詳しくは、以下のガイドをご覧ください。
基本的なプログラミングの経験がある方には、Notionの数式エディタと構文は馴染み深く感じられるでしょう。関数(実行する操作)と インプット(操作するデータのプロパティ)を選択すると、数式プロパティに アウトプット(結果)として表示され、新しい行を作成するたびに自動で計算されます。
数式の一例として、dateSubtract(prop("Date"), 14, "days")
を解説します。
関数は
dateSubtract()
です。dateSubtract()
には、日付、数値、および"days"
、"hours"
などの単位を表す文字列を引数として設定します。入力値は、
Date
(日付形式のプロパティ)、14
(数値)、"days"
(時間の単位)です。こうすると、
Date
プロパティに入力された値の14日前を表す日付が出力されます。
数式エディター
Notionの数式エディタには、数式の作成を支援するための補助機能があります。
エディタは数式の内容に基づいて、関数またはプロパティの提案を自動的にサジェストします。
サジェストのパネルは矢印キーの
上
/下
でナビゲートし、Enter
で項目を選択できます。
長い数式はエディタの幅上限に達すると折り返されますが、
Shift
+Enter
で改行することもできます。行を移動するには、
alt/option +上/下
を使用します。
データベース行でエディタを開くと、その行の数式の出力結果がライブプレビューで表示されます。
結果のプレビューに改行を適用するには、数式で改行したい位置に
"\n"
と記載します。(例:"Hello" + "\n" + "World"
)
エディタにはエラーが表示され、問題のあるコードが強調表示されるため、問題の原因をより適切に特定できます。
数式は、さまざまなデータ型を操作して返すことができます。他のプロパティ型もサポートされていますが、データ型は変換されます。
テキスト
例:
"Hello world"
数値
例:
1、-2.5
数式プロパティの書式設定オプションを使用した表示ができます。(例:パーセンテージや通貨として表示、またリングやバーを追加して表示するなど)
日付
時刻付きの日付(2023年8月29日 午後1時33分など)として表示され、
dateFormat()
関数を使用してテキストに再フォーマットできます。日付は日付範囲にすることができ、
dateRange()
関数を使用して構築できます。日付には秒またはミリ秒の情報を含むことができません。
ユーザー
name()
またはemail()
を使用すると、任意のユーザープロパティからデータを取得できます。ユーザー名と画像が表示されます。
ブーリアン
true
またはfalse
となります。チェックがオンまたはオフになったチェックボックスとして表示されます。
ページ
リレーションのようなNotionのページを表します。
ページ名に
.
を組み合わせ、特定の Notion ページのプロパティを取得できます。ページのアイコンを含むページリンクとして表示されます。
リスト(配列、アレイ)
リストには、リストを含む任意の種類のアイテムを保持できます。マルチセレクト、ユーザー、リレーションのプロパティと、大半のロールアップのプロパティは、リストの値を返します。
at()
、filter()
、map()
などのリスト関数を使用してリストを操作できます。値の一致を確認する代わりに、
includes()
関数を使用してリストの値に特定の値が含まれるかどうかを確認できます。例:
prop("タグ").includes("映画")
リストアイテムは、テキスト、数値、および日付の場合はコンマで区切って表示されます。ユーザー、チェックボックス、およびページの場合は、スペースで区切って表示されます。
Empty
空の値は数式プロパティのアウトプットには表示されませんが、計算自体では使用できます
empty()
関数を使用すると、任意のデータが空であるかどうかを確認できます。たとえば、
toNumber("")
やparseDate("Not a date")
はEmpty
を返します。